社会人4年目になるのですが、未だに先輩社員に注意を受けるときがしばしば。。😅
3年目までは「おいおい…」で許されても、4年目にもなると任される仕事や責任が増え、失敗が許されないことも徐々に増えていきます。
そんな環境になっても、人間なのですぐには治せません。
このままではダメだと思い、始めたのが失敗ノートでした。
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失敗ノートとは
失敗をしてしまったら、失敗の内容や状況、反省点をまとめるノートです。
本記事では自分が行った失敗ノートの書き方、失敗ノートを行った結果を紹介します!
失敗ノートの書き方
失敗ノートを作る環境
私の場合は、Googleスプレッドシートを使っています。
Googleスプレッドシートを使う理由としては、
- 仕事柄パソコンを常に触っている
- クラウド管理されているため、どこからでも確認・追記ができる
- 紙媒体だと常にペンとノートを持ち歩く必要がある
などです。
イメージとしては以下のような感じで作りました。

まとめる内容について
1つの失敗に関して
- その時の状況
- 具体的な問題
- その時の自分の判断
- 本来すべきだったこと
- 反省
の5項目に分けて書きます。
例えば、プレゼンで失敗してしまった…なんて場合だと、
- ○○の時の××に関してのプレゼンを行ったとき
- 緊張で頭が真っ白になってしまった
- 資料をしっかり作り、イメージトレーニングを行えば大丈夫だと思った
- 一度作った資料を誰かに見せて、アドバイスを貰ったり、発表リハを行うべきだった
- そもそも準備期間が短かったので、スケジュールの見積もりから見直すべきだったかも。。
というように書いていきます。
1. その時の状況
失敗をしてしまった時の状況を書きます。
状況を書く理由は「エピソード記憶」を利用するためです。
失敗の内容と対策だけ書いても「なんでこんな失敗してしまったのだろう」「今の自分ならやらない」と思ってしまうことはあります。
その時の状況を書くことで「あの時は〇〇さんから差し込みのタスクが発生したんだったなぁ」など記憶を鮮明に蘇らせることと共に具体的な原因を探る手助けにもなります。
2. 具体的な問題
実際に起きた問題について書きます。
これはなんとなくイメージ付くかと思いますので説明は割愛します。
3. その時の自分の判断
自分の判断を書きます。ここは一番重要です。
- なぜそれを行ったか
- 意図した行動での失敗なのか
- 意図しない状況なのか
- そもそも判断していたのか
- 誰かに判断を委ねた結果なのか
その時の自分の行動を振り返ってどうしてそれを行おうと思ったのかを書き記しておきましょう。
4. 本来すべきだったこと
↑で書いた 3. についての解答になります。
自己分析の結果を書くこともあれば、先輩社員から指摘されることにもなるでしょう。
学びの部分になります。こちらも書くようにしましょう!
5. 反省
全体を通しての反省点です。
結局どうすればよかったのか。
今後どうすれば良いか。
その時の感想や注意点など、これまでの項目に収まらないモヤッとした部分をここに書きます。
書く時のポイント




頑張らない
めっちゃ大事です笑
綿密に書かないとダメなのでは?と思うと思いますが、一番の目的は失敗のログを貯めることなので、まず書く習慣を付けるために簡単に書ける内容で書いていきます。
もちろん全項目埋める必要はなく、埋めれそうな場所だけ埋めます。
自分の判断を大事にする
繰り返しになりますが、自分が何故それを行ったのか、はかなり大事だと思っています。
「原因」とは少し違います。
失敗したとき、指摘を受けると、大体「あぁすれば良かった」という気持ちになりがちです。
でも、もう一度同じ状況はめったに来ません。
「不具合を出した」ことに対して、「確認をもっとしっかりすべきだった」ではなく、「用意したテストケースを満たしていたためその時は通しても良いと判断した」「緊急で対応が必要だった案件だったため主要な確認のみ行い、問題ないと判断してしまった」等、その時の状況に応じた自分の判断を残すことで、今後似た状況に立たされた時、その気持ちに対するチェック項目になります。
「その時の状況」は日記のように
失敗ノートは失敗した「こと」を書きがちですが、失敗した「状況」も残すべきです。
例えば数学の問題の内容が全く同じでも、「問題集で解けなかった応用問題」と「入試で解けなかった問題」どちらが心に残るでしょうか。
「失敗した」と思ったときは失敗の内容以上に状況が記憶に残ります。
そのため、その状況から失敗の内容を思い出せるように状況は細かく残すべきです!
失敗ノートの効果
失敗ノートを始めてから以下のことが出来るようになったと思っています。
- 判断分析の癖がつく
- その時の学びが残る
- 上司/同僚からの印象が少し良くなる
判断分析の癖がつく
失敗ノートを書く時に自分の判断を書くようにすると、自分の判断を文章に落とし込む必要がありました。
そのため、行動を起こす前に「どうして行うか」「なぜこの方法でやるか」を一旦自分の中で整理し、「もし失敗したらこのように書いておこう」と準備することで、それが自然と判断の分析に繋がります。
「なぜこの方法でやるか」は誰かに説明をする際にも必要で、これをうまく説明できるようになると、行動に移す前に指摘を貰えたり、考慮するポイントを自分の中で整理する事ができるため失敗を大幅に削減できるようになります。
その時の学びが残る
ノートとして残すことで過去の失敗の振り返りが出来ます。
人間は忘れる生き物なので、仕方がないことですが、同じ失敗を繰り返してはよくありません。
同じ失敗を繰り返さないために、誰にどのような指摘を受けたか、定期的に見返すことで長期記憶に刷り込ませることは効果的です。
失敗を繰り返さないこと、改善していくことは信頼に繋がります。
上司/同僚からの印象が良くなる
失敗ノートは失敗の分析と備忘録の役割が大きかったのですが、たまたまこのノートの存在を上司や同僚に知られてしまってから、注意の仕方が大きく変わりました。
具体的には、個人への注意ではなく、ノートの内容が足りてないことへの指摘に変わりました。
「わかりました」と口頭でその場しのぎする人より、何かしら改善していこうと行動を工夫していく人の方が指摘する価値があったと思ってもらえます。
どうせ会社で働くのであれば、私は少しでも居心地の良い環境で働きたいです。
失敗ノートはそういった人間関係の構築の小技としても使えます。
あなたの失敗には価値があります
今回は失敗ノートの効果と書き方についてまとめました。
特に、
- 失敗ノートを書く時は自分の判断を意識する
- 失敗ノートを書くことで自分の判断を分析する癖が付き、失敗が減る
の2点を覚えて頂ければ嬉しいです。
最後にアイキャッチにも書きましたが、
あなたの失敗には価値があります
自分の判断を分析すること、学びの蓄積なること、印象を良くすること…、もっとあるかもしれません。
失敗すると精神的にダメージを受けますが、それを逆転の武器にさせることは自分の行動しかありません。
「失敗をどんどんしよう!」を鵜呑みにしないでください。失敗の分析をしないとダメです。
この記事を読んで、自分の失敗と向き合える人が1人でも増えればと思います。
最後に
このブログでは失敗すると評判の不動産投資を行って、リアル失敗ノートを書いています。
少しでも不動産投資に興味がある方、やってみたいと考えている方こそ、プロに惑わされる前に、このブログを参考に「あぁこんな感じなのね」という学びを得て頂きたいです!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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