あけましておめでとうございます!2021年もよろしくおねがいします!
最近、bitlyでURLを短縮してプロフィールに貼っている人を拝見しました。
まず一言言わせてください。
bitly等のURL短縮化サービスを法人で使うべきではありません
短縮URLのサービスは便利だし、サービス自体に問題は全くありません。
それを見て思うことがあったので記事としてまとめたいと思います。
bitlyなどを法人で使うべきではない理由
改めて言いますが、短縮URLのサービスは便利だし、bitly等のサービス自体に問題は全くありません。
そのため『絶対に使わないで』という話ではなく、『使うべきではない』という表現をしています。
それなりに理由があるので解説していきます。
危険なサイトと見分けがつかない
簡単に思い浮かぶ理由ですが、短縮URLは危険なサイトと見分けが付きません。
クリックしないと飛ぶ場所が分からないのはリンクを辿る側からすると恐怖なんです。
これを読んでいる人はそういった危険なサイトに飛ばすことはないでしょうが、そういう細かい気遣いを出来ない企業は信用できません(少なくとも私は)。
法人で gmai.com や yahoo.co.jp というフリードメインを使ってるくらい信用に関わります。
『個人での利用でちょっとURLを短縮したい』レベルであれば良いのですが、法人で使うべきではない理由がこれです。
ドメインが譲渡される可能性がゼロではない
わかりやすい事例があります。
過去にpixivで p.tl という短縮URLを発行していたのですが、これがサービス終了になり、一斉にリンク切れになる問題が置きました。

リンク切れも面倒な問題なのですが、上記リンクで話題になっている通り、最も危険なのはドメインの譲渡です。
この規模だとほぼありえないのですが、仮にbit.lyというURLが市場に出た場合、全ての短縮URLを1つのサイトに集約される可能性があります。
つまり、過去に顧客に送ったURLが数年後にスパムURLに変わり責任を問われる可能性が出てくるのです。それを理解した上で短縮URLサービスをご利用ください。
今回紹介する作り方がオススメな理由
今回紹介する短縮URLは以下の理由で前述した問題を解決する短縮URLになっています。
任意の単語をURLに含められ、自社のものと分かる
今回作ったURLはこちら。
https://belz.page.link/hoge
belzというワードによってリンクを踏む人に『beltzが用意したURLだ』と認識させることが出来ます。
自社の単語を含めることでブランドを持つ短縮URLが作れます。
サブドメインで作られるので悪用されにくい
仮にドメインが譲渡されてもサブドメイン部分が完全に一致する必要があるため、それを知らない限りはリンク切れになります。つまり顧客に送るURLがスパム化する危険性は下がります。
オリジナルの短縮URLサービスの作り方
前置きが長くなりました。では本題の短縮URLサービスの作り方を解説していきます。
今回はGoogleで提供している『Firebase』の『Dynamic Links』というサービスを利用します。
Firebaseにプロジェクトを作る
まずはFirebaseにプロジェクトを作ります。以下の画像を参考にプロジェクトを作成しましょう。
Dynamic Linksに接頭辞を追加する
プロジェクトを作ると様々なサービスを利用する画面に遷移します。
この中で『Dynamic Links』という項目を選択します。
短縮URLを作る
短縮URLの作り方は以下のフローに従って作ります。
ね!簡単でしょ!?
この作り方のメリットは短縮URLの後ろにつく『識別子』が作れることです。
例えばURLの最後がとても長いハッシュ値になっている時はよくあります。
その際に識別子をわかりやすく設定することで管理も簡単になります。
もっと便利に短縮URLを作りたい!
上記の方法でURLを作ってもいいのですが、正直面倒ですよね。
簡単に短縮URLの作る方法があります。APIを利用したURLの作成です。
APIで短縮URLを作成する
APIで短縮URLを作ればすぐに作成出来ますが、実行する上でAPIキーが必要です。
APIキーの取得方法は以下の画像を参考にしてください。
ウェブAPIがない場合
作ったばかりのプロジェクトの場合、ウェブAPIキーがない場合があります。
その場合、プロジェクトIDとプロジェクト番号からウェブAPIキーを探すことができます。
上記リンクからGoogleのGCPコンソールに入り、APIキーを探します。
探し方は以下の手順を参考にしてください。
ここで出てくる『AIz~~~~~~~~』がAPIキーになります。
これを使ってAPIから短縮URLを生成できます。
APIキーに ⚠ が出ている場合
⚠マークが出ていてもAPIを実行できますが、あまりそのままではよろしくありません。
そのAPIキーが万が一流出した際に様々なデータを抜き取られてしまう恐れがあるためです。
API設定の詳細画面に移動すると制限を設定できるので下記画像を参考に設定を行いましょう。
APIを実行する
APIを実行します。以下ではcurlでの実行になっていますがどの言語でも対応しているので参考に実装してください。
詳細は以下の公式ページをご参考ください。
オリジナル短縮URLを作るChrome拡張を用意しました
このままでは【プログラミング不要】のタイトル詐欺です。
今回、オリジナル短縮URLを簡単に作れるChrome拡張を用意しました。
ゴリゴリの英語なんですが、多言語対応が面倒だったので余裕が出来たら日本語対応します。。(´ε`;)
簡単な単語しか使ってないので大丈夫のはず、、
使い方は簡単です。
- APIキー
- 作成したドメイン
を登録するだけ!!
登録が完了するとChrome拡張のアイコンをクリックすると自作したドメインで短縮URLが作られるようになります。
普通に業務効率になるツールなのでぜひご利用ください!
この記事が良かったと思って頂けたら紹介・サポートお願いします!
ここまで読んで頂きありがとうございました!
コメント
「〇〇.page.link/◇◇」の「◇◇」を決められるようにしてほしいなぁ
でも便利なやつ教えてくれて助かりました!
◇◇を決める方法はUI上からの作成になってしまいますが一応ありますよ!
軽く調べただけですが、↓の記事等を参考にして頂けると!
https://note.com/mc_kurita/n/n5a369f5b49cd